脳の病気は何があるのか

代表的な病気と特徴とは

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脳における病気の代表は脳梗塞でしょう。脳梗塞は脳へと血液を送る血管が詰まるために起こる病気です。脳への血管が滞ると、その先にある脳細胞に血液が流れなくなってしまい脳細胞が死滅します。また脳梗塞は何の前触れもなく青天の霹靂のように突然起こるのが特徴です。発症の原因としては高血圧や高脂血症などが挙げられます。その中でも高血圧が原因の脳梗塞が一番多いというデータがあります。最近では年配の人を中心に、心臓の不整脈から脳梗塞を発症する人が増えています。さらに脳梗塞は発症しやすい季節と時間帯があるのも特徴です。それは夏と朝方と言われています。その時に手足のしびれや呂律が回りにくい、めまいなどを感じたときは前触れと判断としてもいいでしょう。

今後の治療はどうなるのか

これまでの脳梗塞の治療法は脳保護療法などの薬物治療が一般的でした。しかしこれらの治療法は症状の進行や再発防止、合併症対策が主な目的だったため、治療の効果は薄く完全に回復させるものではなかったのです。こうした脳梗塞治療の課題を打破した画期的な治療法が最近出てきました。それがt-PA静脈注射療法です。t-PAと呼ばれる血栓を溶かす薬を使って、脳内の血液の流れを早期に回復する治療法です。国立循環器病センターなどで治療成績も著しいものがあり、患者の死亡者率も大幅に改善することになりました。また軽症や重症関わらず治療効果が出ました。まだまだ制約や問題点がある治療法ですが、これからの脳梗塞治療のスタンダードになっていくことは間違いないでしょう。