血流がなくなると

脳浮腫との戦い

man and woman

脳梗塞が起きると血流が止まってその先にあった細胞が壊死してしまいます。死んでしまった細胞は膨張していくために脳梗塞の範囲が広かったら死んだ細胞の膨張も広範囲で起こってしまうことになります。この死んだ細胞が大きくなる現象は脳浮腫というのですが、膨張した細胞が頭蓋骨から出ようとしてその圧力により正常な細胞が破壊されてしまうことも珍しくはありません。それが原因で死亡する人も多くなっています。このような状態になった時には点滴による水分補給と脳浮腫を防止する薬剤の投与が欠かせません。脳梗塞は早めの発見が大切で素早く処置を行うことが延命にもつながってきます。意識がなくなり脳浮腫が広がっている状態ではあとは本人の生命力にかけるしかありません。

胃ろうは是か非か

幸いにも命を取り留めた場合脳梗塞を発症すると半身にまひが起こることが多くなります。そして寝たきりになることも多くなっているのがこの病気の特徴です。さらにものを飲み込む力も弱まってきますので口で食べ物をとれなくなる人も多くなっています。そのような人たちは点滴により栄養を補給することになりますが、この点滴もいつまでもしているわけにはいきません。そこで選択肢の一つとして胃ろう、と言って胃に穴をあけそこへチューブをつないで直接栄養を胃に送り込む方法がとられることがあります。流動食を直接胃に流し込み栄養を取る方法です。この方法も人の尊厳死との問題もあり拒否する人も多くなってきています。日ごろからこのような状態になることを想定して、ものが飲み込めなくなったときに胃ろうを、作るか作らないかを話し合っておくことも大切です。